すれ違っていくコミュニケーション

先日とあるご夫婦のお話をお聞きしました。

奥さんが、とりあえずの片づけ場所として箱の中にものを入れていって

満杯状態になっているのを、奥さんがでかけた折に旦那さんが捨てたり片づけたりして

箱を空っぽにしている。

帰ってきた奥さんは空っぽになった箱を見て片づけてくれてありがたい反面、

ちゃんと片付けできないやつだと責められている気がするし、

箱の中の自分のものがもしかしたらこっそり捨てられていたかもしれない、、

と素直にお礼を言えないのだそうです。

旦那さんは旦那さんで何事もなかったようにしているそうです。

 

また

たまに旦那さんが冷蔵庫の賞味期限のものをチェックして過ぎているものを見つけて捨てる、ということをするらしいのですが、

前にお前の料理はあてにならない、賞味期限切れたものを食べて健康を害したらこまる

といわれたことがあり、

悔しいけれど賞味期限が切れたものを食べ続けて大丈夫なのか実験したわけではないか

ら言い返せないとのことでした。

 

この二つの事柄ですが事実と思い込みを分けないで進んでいくと

どんどんすれ違っていきます。

 

最初の事柄は旦那さんがどうして奥さんのいない間に片づけてくれているのか、

奥さんは自分への当てつけかもしれない、と思っていますが、聞いてたしかめていません。

もしかしたら普段片づけしないから、奥さんの見ている前では恥ずかしくてできない、

という理由かもしれないし、本当に当てつけかもしれない。

聞いてみないと分からない事です。

 

二つ目も、旦那さんが冷蔵庫を整理しているところを見ると

以前、嫌味を言われたことがよみがえって毎回引っ張ってきてしまいますが、

もしかしたら今回は

ただ自分の気の済むように片づけたい気分だけでやっていたかもしれません。

これまた聞いて確かめてみないと分からない事です。

 

こんな風に相手に確かめることなく自分の中で思い込んでいることが結構ありますし、

いつの間にかそれが事実に違いないと思ってしまう事が多々あります。

お互いにそれをやりあっているのでコミュニケーションがどんどんズレていきます。

決定的にズレて事件になるまえに(笑)

思い込みかも、とワンクッションおいて相手に尋ねてみましょう。

 

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