実は人嫌い? キャバクラ バシュエ①

酒場まぼろしの隣に、キャバクラ「バシュエ」がある。

繁盛していないけれどなかなか潰れない、不思議な店。

客は来ないけれど、やる気満々な5人のキャバクラ嬢たちが今夜も頑張っている。

客が来ないせいか、店の看板になるNO.1ホステスとかいないので

5人はいたってフラットな仲良しな関係である。

 

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「お客さんこないかしらねえ。おつまみもこんなに作って待ってるのに。」

「ね。何とか今月は売上あげたいわね。」

「ね。お客さんに電話してみようか。今日あたり遊びに来ませんか~とか。」

「電話ね。そうね。」

 

「電話、、実は苦手なんだよね、私。」

「実は私も」「私も」「私も」「私も」

「。。。。気が合うわね~~~♥♥♥」

 

ペチャクチャ、ペチャクチャ。

「あ、こんな時間。どうする?電話かける??」

「この前さ、A山さん会社終わったころかな、と思ってお電話してみたの。

そしたらまだ会議中だったみたいで申し訳なかった。」

「相手の行動見えないから仕方ないわよね。」

「でもお客さんとlineとかでメッセージやり取りしてたらもっと読めると思うんだけれどね。」

「そうかもだけど、お客さんとそこまで親密にしたくないなあ。友達じゃないし。」

「実は私も」「私も」「私も」「私も」

「。。。。気が合うわね!!!!」

 

「ぶっちゃけ、お客さん達にそんなに興味ないのかも。。。」

「…私もそうかも。。」

「私も」「私も」「私も」

 

「一人が好きだし、基本。」

「私も!」「私も!」「私も!」「私も!」

 

「なんで私たちキャバクラ嬢やってんだろうねえ?」

「本当よね。人とコミュニケーションするの嫌いなくせにコミュニケーションの仕事なんて。」

「変だねー(笑)」

 

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人を動かしているのは、その人の意識ではなくて意識のもっと深い部分。

本当は人間が嫌い、興味ない、と思っていても深い部分では出会いたいんです。

自分を動かしている、意識では感知できない無意識よりもっと深い自分が望んでいるこ

とに気づけたらどうでしょう?

そして、その本当の願いがあるにもかかわらずその通りに進めないようにする

意識がどうして出会いたくないと思うのか。

そんな理由もわかって、どうすればいいのかわかったらスッキリすると思いませんか~。

 

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