私のお気に入りの映画『永遠の0』は
日本人なら一度はみて欲しいと思う映画ですが、
これを撮られた山崎監督の、『アルキメデスの大戦』が今上映中です。
これ、すぐ観に行きましたが、すごく感動しました。
表の主人公が「櫂」だったら
裏の主人公は田中泯さん演じる平山さんだと感じました。
退くことができなかったあの戦争の中で、
日本人への誇りと愛を貫いた平山さんに本当に心が動かされました。
平山さんのように日本への深い理解と想いを抱いて
戦争に向かった日本人たちがいてくれたおかげで、
日本はあんなにも滅茶苦茶に国が破壊されながらも
戦後もあきらめないでモノづくりや経済で
ありえない復興を可能にできたのだと思います。
日本の国家について
戦争について
話したり意見を言う事が何となくタブーのような雰囲気が
まだまだ日本にある気がするけれど
この映画をみていたら、
もういいじゃない!
思いました。
だって素晴らしいものを素晴らしいと言いたいし
日本の精神は美しい、と感じたらそれを言ったっていいじゃない!
それくらい平山さんが見せてくれた日本を想う心は
美しくて、
こんな映画が今出てきているってことは
もう新しい日本で行こうよ!という時代が来ている気がしました。
そもそもこの映画見ようと思ったのも、実際見てこんなに涙するのも、
日本人以上に日本のことをよ~~~~く理解して愛している
Nohさんのブログを読んだからです。
私は以前からも日本の文化や風土が好きだと思う人間でしたが
それを生み出す日本の精神や美学の部分を全くわかっていなかったことを
気づかされました。
今は日本が好きだと思う気持ちに誇りや尊敬、今までよりも深い愛を感じています。
日本人で生まれてよかったな、と思います。
今まで国というものが自分と繋がっている感覚はありませんでしたが、
(ただ日本に住んでいるから日本人じゃん、くらいに思っていた)
ちゃんとわかると自分が今ここにいることが
重大な意味、価値があることだと思えます。
植物が土にしっかり根を張ると成長できるようなイメージに似た、
日本と私がしっかり繋がって足元がしっかりすることで
そこからモチベーションまで生まれる感じがします。
どこからどうやって日本を見るのか。
ナショナリズムとして日本を見るのではなくて、
日本も日本人も世界も歴史もない、
それこそ時間・空間・存在・エネルギーも無いところから観るのが大切なんだ、
とNohさんはいつも発信されています。