離婚を減らしたい。子供たちに伝えたい事

近所のあるご家庭で離婚問題があり、父子家庭になったお家がありました。

お母さんがいなくなったことを知らされていないのか、

子供はいつ見かけてもいつも通りのニコニコ笑顔。

お父さんは頑張って幼稚園行事も参加できるところは参加してらっしゃいました。

でも、あるときその子供が幼稚園の先生にしがみついて泣いていました。

知ってしまったのかな。と思ったら胸がキューっと締め付けられる感じがしました。

子供が「○○くん、お母さんがいないからさみしくなっちゃったんだって」。

 

私の小学生時代にも、とてもひょうきんで明るかったのに、突然誰とも話さなくなって

暗い、とっつきにくい子供になってしまった子がいました。

あとでわかったのはその子が変わってしまったのも両親の離婚からという事でした。

 

幼い子供がどんなにお母さんが大好きで求めているか。

どんなに幼少期に母子の結びつきが大事なのか。

 

人間だけではなくて動物も、それを示す実験があります。

ミルクの出る金属の偽母と、

ミルクは出ないが木材に布をつけたりして似せて作った偽母を並べたところ、

子ザルが選ぶのはミルクを提供できなくても

少しでも母のぬくもりが感じられる木材のほうでした。

 

子供がお母さんに会えないと知ってしまった悲しみを思うと切なすぎて涙が出ました。

お父さんたちには申し訳ないですが

どんなに母の代わりになろうと思っても無理なところがあるのです。

 

子供たちを寂しくさせたくないな、、、。すごくそう思いました。

離婚する家庭は増えていますが、そのほとんどの原因が観点のすれ違いだと思います。

単なる考え方の違いという意味ではなく、

観点がどういうものか知らない人も多いので、簡単に書くと、

自分の判断基準、思い込みが観点。

自分の思い込みから今まで一ミリも、一瞬も外に出て相手に出会うことを

経験したことがないのが人間なのです。人類全員がです。

お互いがその自己の思い込みのフィルター越しに見えている相手と出会っているのです。

だから実際は相手と出会っているのではなく、自分の思い込みと出会っているのです。

このことを知る人が増えればもっと離婚は減ると思います。

 

そして、家族という形態も両親がいて、子供がいて、という

血のつながりがあるのが家族でしょうか。

一緒に住んでいるから家族でしょうか。

こういうのが家族、というイメージを持つことも観点で

その観点が正しいと思ってしまったら

そこに当てはまらなかったら正しくない、になります。

観点をどれだけ柔らかくできるか、も生きやすさ生きにくさを左右すると思います。

 

子供に伝える大切なことは、あなたを愛しているのはお父さんお母さん、

お家の家族や親戚だけではなくて、

あなたの宇宙全体があなたを応援しているんだよ、という事かと思います。

 

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