どんなに幸せそうにみえても、真の問題意識を知らないと苦しくなる

最近見た、大ロックスターの密着ドキュメンタリーが胸に刺さった。
沢山のファンに愛され、お金も名声もあって
音楽も認められて何も不自由なくみえるけれど「孤独だ」と。
 
本当のアナタはどこにいますか?という質問に「わからない」
三年半後、同じ質問に「正直に言うけど、わからない」と。
音楽をしている時には自分を感じる、音楽だけが支えだと。
 
赤裸々に答えてくれる姿、
悩んだり苦しそうだったりする姿も
飾らずそのままみせているロックスターに
正直だなあ、ととても好感を持った。
 
でも人生のショック体験から抜け出せずに
苦しんでもがきながら
頑張って生きようとする姿もみえて、
やはり、どんな人でも例外なく
カルマの中にいるのだと思った。
 

 
自分とこの現実がどこからきて、どこへいくのか。
人間とは何なのか。
 
これがわからないと人間は本当の意味で
自分の人生を生きることは出来ない。
本物の自分の尊厳、自由、愛、感動、幸せ、成功も感じない。
 
だから苦しいのだ、と思う。
彼ほど才能があって、人の涙もわかる人が
心すっきりになったら。
今まで以上に周りの人に希望を与えてくれる存在になるんだろうな。
 
目の前の、わかりやすくみえる現実で勝負しても
結局うまくいかない。 
 
そのことを彼は身をもって教えてくれているのだと感じて、
いつか本当の心に彼が出会えるようにと願ってやみません。
 
これを彼に届けたい。