最近、話をしていて相手にとってなじみのない話をすると
「なんか難しそう、、、。」とすぐ言われてしまいます。
といっても自分もイメージの湧かない単語や分野の話を聴くと
興味がわくというよりは「あ、だめだ、私の理解できる範囲じゃない」
という考えが先に出てきてシャッターを下ろそうとするみたい(笑)。
「難しい」ことに出会うとすぐ「考える」ことを諦めてしまうかも。
昔の、泉鏡花とか、森鴎外とか、文豪の作品を読みたいと思っても、
いちいち言葉が難しくてすぐ挫折してしまいます。
ドラマになっていたり、漫画になっていたり
子供用に簡単な文章にされていたりすると読む気になるのですが。
これはどうしてなのかな、と思った時に
考える力が弱くなっていて
「難しい」に対しての拒否反応が強いのかもと思いました。
どうしてそうなったのかといえば最近は通信手段が
無料でいつまでも話せる電話だったり、
メールも一字打てば候補の単語が出てきたり、
音声入力までできたり、簡単になってますよね。
読書する人が減っている事や、
文章を自分で一から書くことが減っているというのも理由かもしれません。
文章を書くときには順番や、何を言いたいのかとか整理しないとならないので
それなりに頭を使います。
それに今は答えを早く欲しがってしまうというか、
考える過程が大事な場合もあるのに「で、答えはなんなの?」
と答えを聞きたくなってしまう傾向にあるのではないでしょうか。
便利になった文明を後戻りするのは大変だし、できないことだと思います。
今まで自分で文章を書いたり読んだりすることで養ってきた考える力は、
書いたり読んだりすることが減った今どうしたらいいのかな?
私は誰かとのディスカッションで
考える力が育つのではないかな!と思いました。
まず問題提起。テーマ、課題が何なのかをみんなで探して
みんなで思ったこと気づいたこと考えたことを出しあう。
同じような考え方の人とばかりではなく、
自分と正反対の考え方の人ともやってみるととても刺激的でしょう。
そして話しっぱなしではなくてその議事録をとったり、
出てきた意見をまとめて書いてみたりするとさらにいいかもしれません。
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