本当の自分で生きる人生①

赤ちゃんは生まれてしばらく自分では何もできないので

お母さんが頼り。

お母さんがいないと生きていけないから、嫌われないように必死です。

お母さんをよく観ているし、お母さんからの影響を多大に受けています。

 

子供に「片づけをきちんとしなさい。」と教えても

お母さんが道にゴミを捨てるのを見たら、その真似をします。

つまりお母さんの生きる姿から影響を受けてるんです。

 

そんなことを妊娠後に知って私はとても不安になりました。

私の生き方ってこの子のお手本になら、、、ない気がする。

 

私は自分のことを粘り強く頑張れる人だと思ってはいたけれど

どうして頑張ってしまうかといえば自分に自信がないからだったのです。

勉強や仕事で結果を残せたら自信が持てる自分になれるんじゃないか

と思って頑張ってきたんです。

でも結局、何らかの結果を残せたとしても、まだ駄目だ、と自分自身で自分を肯定する

ことがいつまでたってもできなくて、余計苦しかったのです。

 

人が「あなたのままでいいんだよ」といくら言ってくれても

自分の心がそう思えないのだからどうしていいかわからない。

子供が同じようになったらやっぱり苦しむんじゃないかと思って憂うつでした。

 

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しかし子育てが始まって、子供が「ママ、ママ」と求めてくる姿に

初めて自分をこんなに必要と認めてくれるんだ!と感動し、

この子にとって私はものすごい価値ある存在なんだ、

と自信のようなものを感じました。

生きざまをみせる相手であるはずの子供によって

私も自信もっていいんだ、と教えられたような感じでした。

 

だけれどもそれは本当の自信ではなかったんです。

子供が大きくなって手を離れてきたら状況は変わっていきます。

自分でなんでもできるようになって、ママ、と求めてこなくなります。

 

子供が必要としてくれない私は、また存在価値を自分に認めることのできない私に戻ってしまうのです。

 

とにかく自信はないけれど子供が母の生きざまを観て育つなら、しっかりしなくては。

怒りたい事があっても気持ちを抑えてニコニコしているようにし、

ちゃんとしたご飯をなるべくつくろう、ちゃんと遊びに連れて行ってあげなきゃ、

寂しがらせてはいけない、

大らかで明るくて前向きな健康的な子供に育ってもらいたいと思って、

自分がその手本になるように振舞おうとしたのですが、、、かなり無理がありました。

こうしなきゃならない、これを言ってはいけない、やってはいけない、

制約だらけの感じになってとても心が疲れてしまいました。

こうやって無理して頑張って疲弊してしまう姿を

子供は真似するようになってしまうのだろうか。

もう駄目だ、この程度の生きざましか見せてやれないんだ、私は!

 

 

そんな苦しい時、認識技術に出会ったのです。(つづく)