お千代さんにみる日本女性の偉大さと涙

先週の『青天を衝け』で、

渋沢栄一さんの奥方のお千代さんが

コレラにかかってなくなってしまいました。

え、こんな風にあっけなく??とショックでした。

 

お千代さんの一生に、

日本女性のすごさと涙を感じました。

 

栄一と結婚したと思ったら、

栄一は自分の道を貫くために故郷を離れ、

離れ離れになります。

そのあともヨーロッパに行ってしまい、

なかなか帰ってこない中、

お千代さんは嫁ぎ先に残って

お家を守ってきました。

 

やっと一緒に暮らせるようになった、

と思ったら愛人がいて、子どもができたことを知らされます。

 

なんとお千代さんは

どの子もあなたの子だから、

みんな一緒に暮らせばいい、と栄一に提案します。

こんなことが言える女性は少ないと思います。

 

その後も

たまに愚痴をこぼす夫を励まして(笑)、

栄一の仕事を陰ながら支えてきました。

 

長女がお見合い相手に

「母はいつも何かをして休むことがない。

心労で倒れないか心配です」

という話をするほど

家族のために頑張ってきたお千代さん。

 

偉大な仕事をする人の裏には必ず支えていた人がいます。

表だけでは絶対成り立たず、必ず裏がついています。

裏を担ってきたのが女性だと思いますが、

裏で支えるのは本当にたやすい事じゃなかっただろうと思います。

それこそ、言いたいことも我慢したり

命をすり減らしながら

支えざるを得なかったのではないでしょうか。

立派に裏をやり切ったお千代さんを本当に尊敬するとともに

日本文明を支えてきた女性たちの涙もものすごく感じました。

 

人類の究極の課題である「観点の問題」から

人間はいままでは一つになれず、

暴力や財力など「力」をもつ人に

我慢して合わせて秩序をつくる方法しかなかったのですが、

男性性中心の文明では、

女性たちは本当に忍耐、また忍耐の歴史を

歩まなければなかったと思います。

 

これからは脳に象徴される「男性性」文明は終わり、

心が爆発する「女性性」を

誰もが使う新しい文明が始まります。

その道具となる技術も完成しています!

 

誰の犠牲もなく、

みんながみんなを輝かせられる、

誰もが可能性を爆発させる時代を

日本からつくりますから!と

お千代さんに約束したいです。

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飛鳥山公園の渋沢邸

 

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