みんなの意見をまとめるのは大変②

酒場まぼろし

サラリーマン2人が飲んでいます。

 

「先週、課長はお子さんが5人もいらっしゃるから、遊びに行きたいところを決めるの

が大変だとおっしゃってましたね。」

 

「そうなんだよ。いつも意見が5人あわなくて大変。

この前、その事で失敗してしまってね。。。」

 

「どうしたんですか?」

 

「もう調整するのが面倒くさくなって、

お父さんが行くところにみんなついてこい!って強制的に落語に連れて行ったんだけど

子供は落語の面白さがまだ理解できなかったみたいで。

騒ぐと俺に怒られるから全員じっとしてがまんしてたけど。」

 

「エッ、それ軽い拷問じゃないすか!」

 

「ん?」

 

「あ、いえ何も。それでどうなったんですか?」

 

「帰ってきてカミさんに怒られた。カミさんは子供の味方だから6対1で

いやー、多勢に無勢だった、孤立無援だった。」

 

「はあ。」

 

「でもさ、俺たち会社でも同じような事やってるよな。

色々言いたいことあっても部長がこうだ!って言ったら逆らえないし。

従うしかないし。」

 

「そうですね。部長ワンマンだから。これも拷問だなあ。」

 

「なんかいい方法ないのかなあ。」

 

 

 

考え方や判断基準のことを「観点」とよんでいますが

人はみんな考え方が違うので、それをすべてうまくまとめるのは一苦労です。

この話のように

バラバラなままでは調整できないという問題が起こるし、

無理やり一つにまとめてしまったらこれまた問題。

 

どちらにしても

円滑な人間関係や組織を作るには解決しなくてはならない問題ですが

どうしたらいいの?お手上げ!というくらい困難なのが観点の問題です。

何しろ人類誕生以来、まだ解決していないのですから。

 

(つづく)

 

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