陸奥記念館

先日なにげなく出かけた横浜で「氷川丸」と出会ったので、思い出しましたが

去年同じく何気なく友人に会いに山口県へ行ったときにも船に出会いました。

戦艦陸奥です。

 

といっても戦艦陸奥は戦地に行く前に爆発事故により沈没してしまった船ですので、

7割くらいの船体や遺品を引き上げたものを記念館に展示してありました。

遺品の展示や映像を見ているうちに「こうしてはいられない」

というような気持ちになりました。

 

戦争時代の映画、『永遠の0』や『男たちの大和』を見ても

同じ気持ちになったのですが、

戦争時代を生きた人たちからの

「『大変な時代だったね、』で終わりにできないんだよ、忘れないで!」

というメッセージを感じます。

 

認識技術に出会って「観点」というものを知りましたが、

これが人間への理解、また歴史への理解を深めてくれました。

人の言葉や行動など、表に見えている部分だけでは

自分の判断基準でその言動をジャッジしてしまい、

その人を理解できないし判断できません。

その人がどうしてその言葉を言うようになったのか、

行動をするようになったのか、

その人の立場に立ってみたら、すべての言動が自然なことなのです。

背景を理解すると他の人もどんな人も

自分と同じように精いっぱい生きている仲間のように感じます。

 

歴史も同じです。

起こった出来事を、今の時代を生きている自分の立ち位置から解析したら、

その時代のことは理解しにくいし判断しにくいのです。

その当時の人たちの立場に立って出来事をみるとき、

背景には今の自分たちと同じく、必死で生きていた人たちの営みがあります。

観点のおかげで

歴史がもっと自分とつながるようになりました。

どんどん知らなかった日本がみえてきて、もっともっと知りたいと思っています。

 

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